上達する勉強法

 

語彙編②

日常英会話でもう困らない!効率的な語彙力のつけ方

皆さま、こんにちは。C. ダイアナ English School講師のShihoです。
今回の記事は、前回の英会話初心者、初級者のための語彙力強化法、『効率的な勉強方法:語彙編①』に続き、番外編として単語帳を使った単語学習の仕方、『効率的な勉強方法:語彙編②』をご紹介します。
英会話中級以上の方、TOEIC・英検・TOEFLを受ける方、または大学受験生向けです。もっと本格的に語彙力を強化したい方はぜひ読んでみてください。

語彙力はあればあるほどよいことも確か

日常英会話レベルの語彙力は『効率的な勉強方法:語彙編①』でご紹介した方法で身につけることができます。
しかしその先の語彙力強化はエンドレスの作業になっていきます。英単語は無数に存在し、覚えても覚えてもきりがないからです。

もちろん、『私にはこれくらいの語彙力があればOK』というようなラインを自分で見定め、それ以上は無理に望まないというやり方もあります。
また、言えない単語を別の似た意味の単語で表現したりジェスチャーで乗り切ったりなど、語彙力、英語力の不足をカバーするスキル(コミュニケーションストラテジー)を身につけることも大切です。
しかし、語彙力はあればあるほどよいことも確かです。

そこで、中級以上の語彙力強化の手っ取り早い方法として、単語帳を使うことをお勧めします。
短期間で多くの重要単語を効率よく知ることができ、英語話者としてのレベルが一気にアップします。
ストレスのかかるやり方ではありますが、速やかに語彙力をアップさせたい方、受験や英語検定試験のために真剣に学習する必要のある方は単語帳を使うべきだと思います。

〜単語帳を使った、効率的な語彙力のつけ方を紹介〜

それではさっそく見ていきましょう。

ステップ1:自分に合う単語帳を1冊だけ手に入れる。

『1冊だけ』というところは文法編の問題集選びと変わりません。何冊も買って気合を入れるよりも、1冊に絞って使い込んでいきましょう
上記の対象者はより真剣に単語を覚える必要があるため、やり方はスパルタ方式になります!

単語帳の選び方については、基本的にどれも同じ重要単語が載っているので何を選んでもそう変わりはありませんが、とりあえずベストセラーになっているものや、書店の目に付く場所に置かれているもの、山積みになっているものが無難かもしれません。大学受験用では旺文社の『ターゲット』などは定番です。
書店に並ぶ単語帳を手に取り、その中から自分のレベルに合ったもの、パラパラとページをめくり見やすいと感じたものを選んでみてください。
内容については、発音記号・品詞・例文の掲載は必須です。音声CD付き・派生語・類義語・反意語が載っていればなお良いです。

ステップ2:計画を立てる。

英単語は断然短期集中で覚えた方が効率的です。
たいてい何千語も掲載されていますから、1日数個で計算していたら膨大な期間がかかってしまいます。
仮に2,100個載っている英単語帳であれば、1日100個を目指しましょう。1日100個×3週間で暗記し、調整として追加の1週間を加えた計1か月で終わらせます。
私の場合、1日100個を1~2時間で暗記します。『そんな短時間で!』と思う方がいるかもしれませんが、私は特別記憶力がいいわけではありません。ただ、『絶対に覚える!』と気合を入れ、心から集中して取り組むと、通常時と比べて何倍も速く暗記することができます。
その日のノルマを達成した後はくたくたになりますが、充実感も味わえます。だらだらやっても時間ばかりかかるので、ここはぐっと集中して頑張ってください!

ステップ3:例文を暗記する。

私の経験からも、よほどの記憶力がない限り、『英単語⇔日本語の意味』だけで暗記するのは大変です。
そこで効果的なのが、掲載されている例文を暗記することです!
『かえって時間がかかり非効率じゃ…?』と思われるかもしれませんが、例文を暗記することには次のメリットがあります。

①文脈と関連付けて覚えるほうが暗記しやすい。
②単語の実際の使い方まで覚えることができる。
③例文の中にある、他の単語や重要表現も一緒に覚えることができる。

①文脈と関連付けて覚えるほうが暗記しやすい。
例えば、『中村さん』という人の名前と顔だけを覚えるより、『眼鏡をかけた・お寿司が好き』といった補足情報があった方が記憶に残りやすく、思い返しやすくなるのと同じ理屈です。

②単語の実際の使い方まで覚えることができる。
『satisfy:~を満足させる』という単語を暗記する場合、
I am satisfied with my new house.
意味:私は新居に満足しています。
『be satisfied with ~』という実際によく使う形を覚えることができます。

③例文の中にある、他の単語や重要表現も一緒に覚えることができる。
『wander:歩き回る』という単語を暗記するとします。
He wandered around the town in search of water.
意味:彼は水を求めて町を歩き回った。
これを例文で暗記することにより、『in search of:~を求めて』という便利なイディオムも一緒に習得できてお得です。

ステップ4:深い記憶に定着させる。

1日で100個の単語を覚えたとしても、それは短期記憶にしかとどまりません。翌日には半分近く忘れてしまうのが普通です。
それを毎日毎日繰り返し復習していくことにより、忘れたくても忘れられないほどの長期記憶に変わります。私たちが『ありがとう』を考える間もなく『Thank you.』に変換できるのは、何度も繰り返しそれを見たり聞いたりしてきたからです。

その日のノルマに取り掛かる前に、前日、前々日くらいまでの復習から入ることをお勧めします。日本語を見て、瞬間的に英単語が出てくるようになるまで繰り返してみてください。一冊ひと通り終えたら、もう一度はじめから復習してください。これにより、8~9割くらいは長期記憶として定着します。

取り組んだ分だけ大きく差がつく

単語帳による語彙力増強法は以上です。ご紹介したやり方で英単語は効率よく暗記することができます。
確かにこれを続けていくのは大変なことです。ただ裏を返せば、楽ではないからこそそれをやりきれる人は多くなく、取り組んだ分だけ大きく差のつくところでもあります。

語彙力を強化することによって、言えること、表現できることは確実に増えます。文法力、構文力があるレベルを超えた後は、語彙力によって差が出ます。語彙力が付くと英会話をよりスムーズに楽しめるようになり、大きな自信につながります。
無数にある英単語をすべて知ることはできませんが、どんなに英語がうまくなっても語彙を増やす努力を続けていくことは大切だと思います。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!